URL コピーの定番!Create Link のオススメ設定
「Create Link」とは、開いているページのタイトルや URL をコピーする定番の Chrome 拡張機能です。この Create Link のオススメのフォーマット設定を紹介します。
Create Link とは
Create Link とは、開いているページのタイトルや URL をサクッとコピーすることができる Chrome 拡張機能です。URL コピー系でド定番の拡張機能です。あらかじめコピーするもの(ページタイトルや URL など)とそのフォーマット(a
要素や Markdown 形式など)を設定しておくことで、それらをサクサクッとコピーすることができます。
例えば、開いているページをブログの記事で紹介するときに、そのページのリンクを Markdown 形式でコピーしたいときがありますよね?このとき、通常はページタイトルと URL をそれぞれコピーしてから、Markdowon 形式で [hogehoge](http://piyopiyo.ne.jp)
と記述します。Create Link を用いれば、この一連の動作をたった2回のクリックのみで行うことができます。
下記のリンク先でインストールすることができます。
Create Link の使い方
Create Link をインストールすると、ブラウザの右上に Create Link のアイコンが表示されます。タイトルや URL をコピーしたいページでこのアイコンをクリックすると、以下のようなメニューが開かれます。
例えば、当ページのトップページを開いて、各メニュー項目をクリックすると以下のようにコピーされます。
名前 | http://webmem.hatenablog.com/ のコピー例 |
---|---|
Plain text | 情報系大院学生のWebメモ http://webmem.hatenablog.com/ |
HTML | <a href=“http://webmem.hatenablog.com/”>情報系大学院生のWebメモ</a> |
markdown | [情報系大学院生のWebメモ](http://webmem.hatenablog.com/) |
mediaWiki | http://webmem.hatenablog.com/ 情報系大学院生のWebメモ |
オムニバー(アドレスバー)を選択して URL をコピーして、ページタイトルを選択・コピーして、各リンク形式へ整形するといった一連の動作をたった2つの手順で行うことができて非常に便利になります。
Create Link の設定
Create Link にはデフォルトで4つのリンク形式がありますが、新たにリンク形式を設定することができます。ブラウザの右上の Create Link のアイコンをクリックして、「Configure…」をクリックすると、Create Link の設定ページが開かれます。
「Variables」に記載されている変数(%title%
や %url%
など)を用いて、「Format」を編集することでリンク形式をカスタマイズすることができます。各変数の説明は省略しますが、オススメのフォーマット設定を紹介します。
Name | Format |
---|---|
タイトル URL | %title% %url% |
タイトル | %title% |
title・target 属性付き a 要素 | <a href=“%url%” title=“%title%” target=“_blank”>%title%</a> |
title 属性付き Markdown リンク | [%title%](%url% “%title%”) |
cite 属性付き blockquote 要素 | <blockquote cite=“%url%”>%htmlEscapedText%<blockquote> |
cite 属性付き q 要素 | <q cite=“%url%”>%htmlEscapedText%</q> |
Markdown 引用 | > %htmlEscapedText% |
引用元リンク | <cite><a href=“%url%” title=“%title%” target=“_blank”>%title%</a></cite> |
以下、各フォーマット設定の説明をします。
タイトル URL
%title% %url%
タイトル
%title%
タイトル URL、タイトルのみのシンプルなプレインテキスト形式です。URL のみのコピーはオムニバー(アドレスバー)を直接コピーすればいいので、そのフォーマットは記述していません。
title・target 属性付き a 要素
<a href="%url%" title="%title%" target="_blank">%title%</a>
title 属性付き Markdown リンク
[%title%](%url% "%title%")
a
要素と Markdown のリンクに title
属性を付けています。また、Markdown には target
属性を記述することができないので、a
要素のみ target
属性を付けています。
cite 属性付き blockquote 要素
<blockquote cite="%url%">%htmlEscapedText%</blockquote>
cite 属性付き q 要素
<q cite="%url%">%htmlEscapedText%</q>
Markdown 引用
> %htmlEscapedText%
blockquote
要素は他サイトからの引用・転載セクションを表す要素で、q
要素は引用句・引用文を表す要素です(ちゃんと使い分けていますか?)。それぞれ cite
属性を付けています。Markdown の引用記法に cite
属性を付けることはできません。
また、Create Link を用いて複数段落に渡る文章を Markdown の引用形式でコピーするときに、1段落目の文頭にしか「> 」を付加することができません。例えば、以下の2段落に渡る文章を Markdown の引用形式 > %htmlEscapedText%
でコピーすると、
あのイーハトーヴォのすきとおった風 Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit.
以下のように1段落目の文頭にしか「> 」が付加されません。
> あのイーハトーヴォのすきとおった風
Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit.
空白行と2行目以降の段落の文頭に「> 」を手動で付けなければなりません。複数段落を引用するときは Markdown の引用は使わずに cite
属性付き blockquote
要素を使用したほうが手っ取り早いです。
引用元リンク
<cite><a href="%url%" title="%title%" target="_blank">%title%</a></cite>
cite
要素は作品への参照を表す要素です。ここでは URL の参照として cite
要素を用いています。HTML5 の策定中に cite
要素は作品のタイトルのみを表す要素として定義されたことがありますが、結局著作物のタイトル、著者名、URL を表す要素として定義されました。
雑感
ところどころ HTML5 や Markdown のお話に脱線してしまいましたね。正確な情報が知りたいかたは下記リンクを参照してください。ある程度自由にリンク形式を設定でき簡単にコピーすることができるので、Create Link は手放せられないツールです!